来たる１１月１９日・２０日の両日に、早稲田大学国際会議場にて、第２２回日本臨床死生学会大会を開催いたします。今年は、「「いのち」の現場から考える」というテーマを設定し、現代の生と死の現場から立ち現われてくる諸問題を、様々な角度から考察していく場にしたいと思っております。臨床死生学を深化させていくためには、個別の臨床の現場で何が起きているのかを曇りないまなざしでとらえるとともに、そこでの出来事を普遍的な次元へと接続していく知的営為が必要となります。本大会の討議を通じて、この目標へと少しでも肉薄することができればと願っています。

また、早稲田大学人間総合研究センターとの共催により、市民公開講座として、「いのち」をめぐる３本の講演と、障がいを持つ人の「いのち」のケアをテーマとしたシンポジウムを開催します。各方面でご活躍の講師の先生方をお招きして、貴重なお話を伺う予定ですので、ぜひご出席ください。

それでは１１月に皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。

第２２回大会大会長
早稲田大学人間科学部教授
森岡正博